こんにちは。ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。
このブログ、鮫島の個人ブログじゃないか?と言われるほど連投していますが気のせいです…。
今回は、「クラガレミートアップ vol.2 「IaaS」」にお邪魔してきました。
※NHN JAPAN株式会社様のクラウドサービス、「クラウドガレージ」のミートアップです。
今回は、IaaSがテーマということで、CloudGarage : 小柳津様、さくらのクラウド : 前佛様、Alibaba Cloud : 大石様、IDCフロンティア:神谷様、ニフクラは当社エバンジェリスト山本昇平という、「非メガクラド」勢5社を集めた貴重なパネルディスカッションとなりました。
あらかじめ、各サービスの特徴や特性、向き不向きを学ぶ場であって、優劣を決める場では無い、マウンティングなしディスり無しとの注意事項 が表示されました。
それぞれの自己紹介の後、本題のパネルディスカッションに入りました。
- サポート範囲、どう決めてますか?
- 従量課金と定額制実際どう思いますか?
- サーバレスの流れってどう?
- ハイブリッドクラウドに対する取り組み
- 注目している技術ありますか?
- 国産・海外クラウドの住み分け
といった、IaaSユーザーなら誰もが気になるお題が出されて、皆さん割と直球といいますか真摯に答えていたのが印象的でした。
特に山本のコメントで特筆すべき部分をピックアップします。
サーバレスの流れってどう?
・サーバーレスの流れは、日本の大部分の顧客にハマるには、もうひと皮むける必要があると思っている。コンテナにおけるKubernetesみたいなデファクトスタンダードが決まるまでもう少し時間がかかりそう。 その中で、ニフクラでは既に、Function as a Services のスクリプト、バッチをサーバーレス化するためにタイマー等をリリースしている。コンテナをリリースする際は利用者に使いやすい形で世に出したいと思っている。
ハイブリッドクラウドに対する取り組みは?
・VMware Cloud Foundation(VCF)という SDDC を活用しハイブリッドクラウドを実現するサービスを絶賛準備中!
・ニフクラはVMwareを基盤とするクラウドで、VMware環境からの移行のしやすさが強み。オンプレミス⇔ハイブリッドクラウド⇔パブリッククラウド
を同一VMで移行出来るのが利点
注目している技術ありますか?
x86以外のコンピュートリソース。例えばGPGPUやFPGA、エッジコンピューティング用途でのARMアーキテクチャなど。
注目している技術に関しては、他の登壇者様から「エッジコンピューティング」「コンテナ」「量子コンピューティング」といったコメントが出ていましたが、山本は意外性を狙ったわけではなく手堅く当社の得意分野を押したとのことw結果的に独自性を感じていただけたのではないかと思います。
いわゆるメガクラウド以外が、それぞれの特徴を出していくということは極めて重要なマーケティング課題だと思います。
今回登壇されたクラウド事業者様が、同じようなところで苦労をしている点もあれば、強い独自性を持っている部分もあり、競合をベンチマークしていたつもりなのに知らなった部分もあって、百聞は一見に如かずとはこういうことかと思い知った次第です。
↑モデレーターの中津川様も入って仲良く記念撮影
当日の模様は、下記でもご覧いただけるようです。
クラガレミートアップ当日のツイートまとめ togetter.com
いずれにせよ、こういった他社の取り組みを直に聞ける機会というのはなかなかありませんので、とても参考になりました。 自分が使っているクラウドや技術だけでなく、幅広い視野で情報を入手することは重要だと思います。 実は、そういった機会を当社もご用意しています!(宣伝)
ご興味のある方はぜひお気軽にお越しください。