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ニフクラ/FJ Cloud-Vやクラウドの技術について、エンジニアが語るブログです。

【レポート】第14回ニフクラ エンジニア ミートアップ「【サイバーエージェント&ニフクラ】春の Kubernetes 祭り! @銀座」

こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。

2019年3月27日に、第14回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。

今回のテーマは「【サイバーエージェント&ニフクラ】春の Kubernetes 祭り! @銀座」f:id:sameshima_fjct:20190404154552j:plain 「時代はKubernetes」といいたくなるほどの勢いがあるテーマですが、実際のところどれくらい活用できているかというと、まだまだこれからというのが現実です。そこでアドテクノロジーズ分野における、Kubernetesの活用で知られているサイバーエージェント様との共催で「Kubernetes」の活用事例から、恒例の超入門、カスタマイズ、そして当社からは前日リリースしたばかりのマネージド Kubernetes サービス ニフクラ Hatoba(β)のお披露目という非常にバリエーション豊かなセッションを展開することになりました。 f:id:sameshima_fjct:20190404155543j:plain

まず、Keynoteとして登壇したのがサイバーエージェントの浦野紘一氏です。
浦野氏は同社の「adtech studio」というアドテクノロジー分野の開発・提供を行う横断組織に所属しており、「Kubernetesを半年本番運用してきてハマったこと」という、貴重な体験談を語ってくださいました。 f:id:sameshima_fjct:20190404165744j:plain サイバーエージェント 浦野紘一氏
「ハマったこと」には良い意味と悪い意味が含まれていて、リリースが簡単で安全になるという大きなメリットがある一方で、まだまだハマりやすいポイントが随所に存在する点から、パイオニアの皆さんによる試行錯誤とその知見の共有が、進化の途上にあるKubernetesのさらなる普及につながることが実感できる内容でした。
特に、GitOpsや運用の自動化を行うだけでなく、チームで勉強会を行って知識の底上げを図るような地道な努力があって初 めて本番運用の安定化につながるという点が印象に残るセッションでした。

浦野氏のスライドデータ speakerdeck.com

続いて、当社の世良迪夫氏から「マネージド Kubernetes サービス ニフクラ Hatoba(β)リリース」と題した新サービスのお披露目LTが行われました。
f:id:sameshima_fjct:20190404172527j:plain 富士通クラウドテクノロジーズ 世良迪夫氏
ニフクラ Hatoba(β)はニフクラ上にマネージドKubernetesクラスタを簡単に構築できるサービスです。 ちなみに、Hatobaのネーミングの由来は「波止場のようにコンテナ積載の拠点になるサービス」だそうです。もちろん、コンテナ関連では、海事に関連のあるサービス名称を付けるという慣行に沿ったものであるのは言うまでもありません。β版なので、皆様にお使いいただいて、その結果をフィードバックしてより洗練された本サービスを目指していく予定ですが、最後のスライドで「開発者足りません」というメッセ―ジが発信されました。Kubernetesに興味のあるエンジニアの方は是非ジョインしていただきたいと思います。

世良迪夫氏のスライドデータ

www.slideshare.net

世良氏のニフクラHatoba(β)のお披露目を受けて、日本仮想化技術の宮原氏から、前日に申し込んでさっそく試してみたというタイムリーなLT「Hatoba(β)を使ってみた」が投入されました。
f:id:sameshima_fjct:20190404172951j:plain 日本仮想化技術 宮原徹氏
恒例の「とりあえずマニュアル見ないでやってみる」というスタイルで実際のつまづきポイントを洗い出していきますが、ニフクラのコンピューティングとは別にニフクラHatoba(β)の管理画面があり、そちら設定を行うという点に気が付くのが遅れたというのは、ニフクラユーザーだからこそのハマりやすいポイントです笑。そんなこんなで「マニュアルを読もう」というオチがつきました。
特にこれからニフクラHatoba(β)を試そうという方は、ぜひ宮原氏のスライドをご一読ください。

宮原氏のスライドデータ

www.slideshare.net

続いて、富士通研究所の黒松信行氏が登壇し、「Kubernetesのカスタマイズポイント」というLTを披露されました。同氏は、機械学習基盤をKubernetesで2年近く運用しているというなかなかのベテランユーザーでした。 f:id:sameshima_fjct:20190404173400j:plain 富士通研究所 黒松信行氏

今回の内容は、Kubernetesを拡張する方法のまとめ(基盤を構築する際に便利な情報)であり、これから基本的な処理を学んで基盤の運用を開始したいという人にとって参考になる内容だったのではないかと思います。

黒松氏のスライドデータ speakerdeck.com

以上4人のセッションが終了して、「春の Kubernetes 祭り!」は後半戦の懇親会に入りました。 もちろん、エンジニア同士で『Kubernetes』を肴に盛り上がったのは言うまでもありません。 f:id:sameshima_fjct:20190404174955j:plain 皆様、本当にありがとうございました。

次回のニフクラエンジニアミートアップは、4月24日に開催を予定しております。

2019年度最初のニフクラエンジニアミートアップにして、平成最後のエンジニアミートアップになるので、それにふさわしいテーマを用意したいと思いますので、お楽しみに。

なお、ニフクラがなんと7,000案件を突破しましたので、皆様への感謝を込めて700人にエンジニア垂涎のアイテムが当たる「ありがとう7,000件!ニフクラ公式 Twitter フォロー&リツイートキャンペーン」を実施中です。当社のエンジニアがイチ押しのPFU製 HHKB(しかも高級なBTモデル)は手に入れたいアイテムですね。 f:id:sameshima_fjct:20190404183115p:plain

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