ニフクラ ブログ

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プライベートLANにDHCPサーバーを作成する

今回はニフクラ(旧ニフティクラウド)のプライベートLANにDHCPサーバーを用意して、サーバーに対するIPアドレスの割当を容易にする方法を解説します。

プライベートLANにDHCPサーバーが無いと、プライベートLANに接続したインターフェースのIPアドレスをゲストOSで手動設定する必要があります。プライベートLANに接続するサーバーの台数が多い場合、DHCPサーバーを用意する方がはるかに効率が良くなります。

プライベートLANの作成

前回の解説を参考にして、プライベートLANを作成します。

CIDRは「192.168.0.0/24」に設定します。

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プライベートLAN用のDHCPサーバーを作成する

プライベートLANで利用するDHCPサーバーを作成します。DHCPサーバーの作成は以下の3つの手順に分かれます。

  1. DHCPコンフィグの作成
  2. DHCPオプションの作成(任意)
  3. ルーターの作成

DHCPサーバーは、ルーターの機能として実装されているため、ルーターの作成が必要となります。

DHCPコンフィグの作成

DHCPコンフィグの作成は、以下の手順で行います。

コントロールパネルを「DHCPコンフィグ」の設定に切り替える

コントロールパネルから、ネットワークの設定を選択し、左のメニューから「DHCPコンフィグ」を選択します。

DHCPコンフィグの作成を開始する

「DHCPコンフィグ作成」をクリックします。

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自動割り当てIPアドレスの入力

「自動割り当てIPアドレス」の「追加」ボタンをクリックします。 「開始IPアドレス」は「192.168.0.101」に設定します。「終了IPアドレス」は「192.168.0.200」に設定します。「作成する」ボタンをクリックし、DHCPコンフィグが作成作成されたことを確認します。

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DHCPオプションの作成(任意)

この作業は任意で行ってください。たとえば、プライベートLANにのみ接続するサーバーを作る時、デフォルトゲートウエイやDNSを設定するためにDHCPオプションを作成します。今回は作成手順は省略します。

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ルーターの作成

プライベートLANに接続するルーターを作成し、作成したDHCPコンフィグを適用します。

コントロールパネルを「ネットワーク」の設定に切り替える

コントロールパネルから、ネットワークの設定を選択し、左のメニューから「ネットワーク」を選択します。ネットワーク図が表示されます。

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ルーターの作成を開始する

「ルーター作成」ボタンをクリックします。

適当なルーター名を入力し、作成したいゾーンを選択します。タイプ、料金プランは利用目的に合わせて選択してください。

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「ネットワーク設定へ」ボタンをクリックします。

ルーターのネットワーク設定を行う

「ネットワーク追加」ボタンをクリックします。

「ネットワーク」は作成したプライーベートLANを選択します。ルーターのIPアドレス設定は任意ですが、ここでは「192.168.0.1」を設定します。DHCPを有効にしたまま、作成したDHCPコンフィグを選択します。

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「ファイアーウォール設定へ」ボタンをクリックします。

ルーターのファイアーウォール設定を行う

ルーター自身のファイアーウォール設定を行います。今回は省略します。 「確認へ」ボタンをクリックします。設定内容を確認して、「作成する」ボタンをクリックします。

ルーターの作成には時間がかかるので、しばらく時間を置いた後に作成されたことを確認します。

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サーバーを作成してDHCPサーバーからIPアドレスを割り当てる

サーバーを作成し、プライーベートLANに接続するネットワークインターフェースのIPアドレスを自動的に割り当てます。

前回も解説しましたが、プライーベートLANに接続する際のIPアドレス指定には以下の3つの方法が選択できます。

・「自動割り当て」 プライベートLANに設定されたCIDRに従って、自動的にIPアドレスが割り当てられます。

・「指定する」 サーバー作成時にプライベートLANに接続するIPアドレスを固定で指定できます。

・「指定しない」 用意したDHCPサーバーから自動的にIPアドレスが割り当てられます。

それぞれのパターンで作成した場合のIPアドレスの割り当てられ方を確認してみます。

「自動割り当て」には「192.168.0.2」が割り当てられました。CIDRのうち、一番若い(値が小さい)IPアドレスが割り当てられているようです。 「指定しない」には「192.168.0.101」が割り当てられました。DHCPサーバーからIPアドレスが割り当てられています。 「指定する」には「192.168.0.10」が割り当てられました。サーバー作成時に指定した通りのIPアドレスです。

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このようにプライーベートLANに接続したインターフェースのIPアドレス指定が柔軟に行えるようになります。