少し前(だいぶ前?)の話になりますが、6/11-6/14 に開催されていた Interop Tokyo 2013 のコンファレンスにて講演する時間を頂きました。ここでは参加レポートと講演内容についてお話します。
Interop ってなに?? 長年開催されていますので「Interop ってなんだろう?」という方は少ないのかもしれませんが一応説明すると、「 "Interoperability (相互運用性)" をテーマに、最先端の機器、技術、サービスが一堂に会し、その具体的なビジョンと出会えるイベント」として毎年開催されているものです。
ビジネスよりも、技術(特にネットワーク/インフラ周り)をメインに扱った展示会、と言えるでしょうか。 3 日間の開催で 13 万人もの来場者があり、非常に盛況でした!
Interop Tokyo 2013 公式サイト http://www.interop.jp/2013/
さて、私が講演させていただいたセッションは、「クラウドビジネスの最前線と今後」ということで、株式会社データホテルの伊勢幸一さんをチェアとしたパネルディスカッションに、さくらインターネットの横田真俊さんとともにスピーカーとして登壇しました。
講演概要 「クラウドビジネスの最前線と今後」(Interop 公式サイトより)
ニフティクラウドとさくらインターネットさんの戦略において際立って異なっているのが、より「高付加価値」を目指すニフティクラウドと、「低付加価値」戦略をとっているさくらインターネットさん、というところでしょうか。
お客様によって、痒いところに手が届く「高付加価値」を望まれるお客様と、自分でできることは自分でやる「低付加価値」を望まれるお客様、そのどちらもいらっしゃると思います。ここで比較やどちらが良い、正しいという話はしません。
しかし、どちらのニーズも確実に存在します。そのニーズに対応し続け、利用者の期待に応えていくことによってのみ、 「クラウド」と銘打ったサービスは伸びていけると私は思います。
o(・`ω´・)○
現在も多くのパートナー様と協力しながら、お客様に提供するサービスやノウハウを増やしていますが、今後はもっと推し進めて行くことになると考えています。
私がお話した内容については、SlideShare に資料をアップロードしていますので、そちらをご覧ください。
セッションID:NC-04 セッション日時:2013年6月12日(水)12:50-14:20 セッションタイトル:クラウドビジネスの最前線と今後
当日のセッションでは、時間が余ったこともあり、チェアである伊勢さんより「こんなクラウドは失敗する」という追加項目が有りました。 非常に面白い内容でしたので紹介させていただきます。
随所に引き合いに出して頂きました。ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
お題「こんなクラウドは失敗する」 ◯プロジェクト発足時点で、メンバーが 20 人以上いる ◯プロジェクトメンバーが AWS を利用したことが無い ◯プロジェクト会議がいつも 2 時間以上 ◯プロジェクトメンバーにマーケティング担当がいない ◯逆に、マーケティングと営業しかいない ◯プロジェクトメンバーが人見知りである ◯サービスメニューが決まる前に実装が決まっている ◯設計から実装まで外注に丸投げしている ◯製品、サービス名に「Cloud(クラウド)」をつけようとする (ただし、ニフティクラウドをのぞく) →ニフティクラウドがすでに「クラウド」とつけて出しているので、なんとかクラウドと出しても二番煎じである。サービスを出す前に「クラウド」とつけるのは、心が負けている。 ◯「クラウドやるぞ!」という社長の一言で始まった
我々も気を付けないといけませんね。