こんにちは。ニフティの東條(ひがしじょう)です。 前回の「Fastly(CDN)を利用してデータ配信してみよう」では、Fastly(CDN)の基本的な利用方法についてご説明しました。 今回は、Fastly(CDN)のログをニフティクラウドオブジェクトストレージに保存する方法をご紹介いたします。
仕組み
Fastly(CDN)では任意の場所にログを保存する事が可能です。 ニフティクラウドオブジェクトストレージは、Amazon s3に準拠したオブジェクト型ストレージサービスですので、Fastlyのコントロールパネル上より簡単に設定することが可能です。
設定内容
まず、ログの保存先としてニフティクラウドオブジェクトストレージを用意します。すでにオブジェクトストレージをご利用の方は飛ばしてお読みください。
オブジェクトストレージ
Fastly
1.Fastlyのコントロールパネルよりログを保存したいServiceを選択後、Configure → Edit Configurationを選び、設定画面に入ります。
2.設定画面にて、Loggingを選択してください。
3.Endpointの選択画面にて、Amazon s3を選択してください。
4.Endpoint 設定画面にて、下記項目を入力し、Createボタンをクリックします。
Description
: ログ保存の設定名を入力してください。
Bucket Name
: オブジェクトストレージで作成したバケット名
Access Key
: ニフティクラウド コントロールパネルよりご確認ください。
Secret Key
: ニフティクラウド コントロールパネルよりご確認ください。
Domain
: jp-east-2.os.cloud.nifty.com と入力してください。
確認方法
Endpoint設定画面のperiodで選択した時間単位でニフティクラウド オブジェクトストレージにログが保存されていきます。Periodは標準で3600秒となっています。
まとめ
CDNではリアルタイムでのログ保存が難しいのですが、Fastlyではコントロールパネル上でリアルタイムデータが閲覧でき、簡単に設定することができます。 ニフティクラウド オブジェクトストレージを保存先にすると簡単な設定で実行できるのでおすすめです。