コンソール接続とは
コンソール接続とは、ニフティクラウド上で動作している仮想マシンの仮想コンソールにアクセスする仕組みです。通常、仮想マシンにはWindowsならRDP、LinuxならSSHでアクセスして操作を行いますが、何らかの理由でアクセスができない場合に活用できます。
コンソール接続の詳細については、コンソールのページをご確認ください。
コンソール接続のメリット
コンソール接続には、以下のメリットがあります。
- fsckによるOS起動などの遅延状況の確認、解決
- サーバーの高負荷でSSH接続が利用できないなどの状況確認、解決
- サーバーステータスが「異常あり」の場合に接続が可能
- グローバルIPアドレスに疎通が取れない状態でもコンソール機能の利用が可能
コンソール接続に必要な環境
コンソール接続を行うには、VMware環境に接続するためのブラウザのプラグイン、あるいはアプリケーションをインストールする必要があります。そのため、今のところWindowsしかサポートされていません。対応しているブラウザーは以下の通りです。
East-11,12
コンソール クライアントOS 対応ブラウザー
32bit 64bit Firefox 最新版
32bit 32bit Firefox 最新版East-11,12以外
コンソール クライアントOS 対応ブラウザー
64bit 64bit Internet Explorer 10/11、Firefox 最新版、Chrome 最新版
32bit ご利用できません。
32bit 64bit ご利用できません。
32bit Internet Explorer 10、Firefox51.0.1
コンソール接続の準備
プラグイン、またはアプリケーションをインストールします。ニフティクラウドのダッシュボードにログインし、サーバーの一覧を表示します。サーバーの一番右に並んでいる起動/停止などのボタンのうち、一番右にあるモニターのアイコンがコンソール接続用のボタンです。
コンソール接続ボタンをクリックすると、ダイアログが開いてインストールするためのリンクが表示されます。インストールしたいものを選んでリンクを選択します。ここでは、ブラウザーの対応関係などに関係なく使えるアプリケーションをインストールします。
インストール先のリンクをクリックすると、インストール用の.msiファイルがダウンロードされます。ダウンロード終了後、実行して、インストーラーの指示に従ってインストールを行ってください。設定はデフォルトのままで問題ありません。
インストールが終了したら、ニフティクラウドのダッシュボードが表示しているダイアログの右下にある「アプリケーションから接続する」をクリックします。ブラウザーによっては、ポップアップ表示をブロックした旨が表示される場合がありますので、許可をしてください。さらに「アプリを切り替えますか?」の表示がされた場合は、アプリを切り替えてください。
コンソール接続アプリケーションの設定
アプリケーション起動時にアップデートが確認されて、新しいバージョンがダウンロードできる場合があります。セキュリティーを考慮して、できるだけ最新版をインストールするようにしてください。
初めての接続の際には、サーバー側から送られてきたホスト証明書に関する警告が表示されますが、「Connect Anyway」をクリックして接続を続けます。
次にキーボード入力の最適化を行うか確認するダイアログが表示されるので、「OK」をクリックして、接続が完了します。
コンソールの操作
コンソール操作で、特によく利用するので覚えておきたい操作は以下となります。
コンソールで操作する
コンソール接続しているウインドウをクリックすると、キーボードやマウスの操作はサーバーに対して適用されます。
コンソールから抜ける
コンソールから抜けて、クライアントOS側に制御を戻す時にはCtrl+Altキーを入力します。
コンソールにCtrl+Alt+Delキーを入力する
WindowsサーバーにログオンするためにCtrl+Alt+Delキーを入力すると、クライアントOSに適用されてしまいます。コンソールOS側で表示されるメニューをキャンセルすれば、Windowsサーバー側にも適用されているのでログオンが可能になります。
もし、このような動作をさせたくない場合には、コンソールウインドウの上部ボタンのうち、右から2番目のキーボードが3つ並んでいて下向き矢印が付いているボタンをクリックすると、Ctrl+Alt+Delキーを入力したことになります。
リムーバブルメディアの接続
クライアントOS側のリムーバブルメディアを、リモートのサーバーに接続できます。接続できるのは、クライアントの光学式ドライブ、あるいはISO形式のディスクイメージファイルです。
VMRCメニューから「Removable Devices」→「CD/DVD drive 1」と選択し、光学式ドライブならクライアントOSで認識されているドライブ文字を選択します。ISOイメージの場合には「Connect to Disk Image File(iso)」を選択すると、ファイルダイアログが開いてISOイメージファイルを選択できます。
大量のデータを転送する必要があるインストール作業などには不向きですが、ちょっとファイルをコピーしたい程度の使い方が考えられます。
コンソール接続は、いざという時に使える重要な機能です。あらかじめクライアントの設定と接続テストを行っておいてください。