こんにちは、CRE部 技術支援チームです。
ニフクラのロードバランサー(L4) 、マルチロードバランサー は、様々な場面でご活用いただいており、サーバー冗長化、可用性の向上、負荷分散等に欠かせないコンポーネントです。
そんなロードバランサー ですが、どれくらいのスペックで構築を進めたらよいか、悩まれたことはないでしょうか?(ロードバランサーに限った話ではないですが。。)
オンプレミス環境からの移行であれば、既存環境のトラフィックや負荷状況を把握でき、新環境でのサイジングに活かすことができますが、新規サービス立ち上げ等なかなか推測の難しいケースがあります。
最初からスペック不足だとサービスの利用に支障が出てしまいますので、たいていのお客様は、余裕を持ったスペックを選定しますが、高いスペックのものを用意することは当然のことながらコストが高くなるというデメリットにつながります。
ニフクラのロードバランサーは、「最大ネットワーク流量」でスペックを選択し、その流量で料金が変動します。流量に関しては注意点があり、契約している最大ネットワーク流量を超過した際、設定した流量を超えた通信はドロップされる可能性があります 。これはロードバランサーがボトルネックになってしまうことを意味します。なるべくコストは抑えつつ、ボトルネックとならないような仕組みを実装できれば課題が解決できそうです。
今回は、これらのような課題を解決するための方法として、ニフクラスクリプト を活用したマルチロードバランサーの自動スケールアップをテーマに、省コストかつ安定運用ができるか、検証してみたいと思います。
構成イメージ
検証構成
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