こんにちは、ニフクラ技術支援チームです。
近年、企業や公共機関が災害対策におけるDR(Disaster Recovery)を目的として本番サーバーを設置している場所以外の遠隔地に、データをバックアップする需要が増えています。
ニフクラでは、複数リージョンを使用できるので遠隔地にバックアップが可能です。
ニフクラで提供しているプライベートブリッジは、プライベートLAN同士をL2接続するネットワークサービスですが、この機能を利用することで簡単にセキュアなネットワーク構成を構築することができます。
ただし、直接別リージョンにバックアップする場合以下のような問題が発生する可能性があります。
- 夜間などのサービス時間外にバックアップを設定してもサービス開始前までにバックアップが完了しない。
- RTOを重視したいが、復旧データの転送時間が遅い。
ニフクラではそのようなマルチリージョン間でのバックアップの問題を解決するために、
を提案しています。
バックアップを1次(バックアップ元)、2次(別リージョン)に分割して、1次バックアップに使用する増設ディスクとして高速フラッシュドライブを使用することで所要時間を短縮する方法があります。
今回、直接別リージョンにバックアップする場合とマルチリージョン2次バックアップパターンでバックアップする場合の性能比較検証を通して
マルチリージョン2次バックアップパターンの有効性をご紹介します。
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