ニフクラ ブログ

ニフクラ/FJ Cloud-Vやクラウドの技術について、エンジニアが語るブログです。

telegraf+influxdb+chronografでログを可視化してみる

こんにちは、ニフクラ技術支援チームです。

システム運用において、ログの管理は重要です。サーバーから出力されるログは状態監視のほか、トラブル調査やセキュリティ確保など、様々な目的で利用されます。

当ブログでは過去に、Splunkによるログの収集・解析fluentdとオブジェクトストレージを使用したログ収集といった、ログ管理に関するtipsをご紹介してきました。

これらに関連し、今回は「ログの可視化」に焦点を当て、telegrafinfluxdbchronografを使用し、収集したログの参照やグラフ化を行ってみたいと思います。この3つのツールはTICKスタックとして定番の組み合わせで、サーバーリソースのグラフ化などによく利用されます。

本記事では、Apache HTTP Serverのアクセスログとニフクラのアクティビティログを対象に検証していきます。

構成イメージ

f:id:TechnicalAccountEngineer:20201002174247p:plain
構成イメージ

続きを読む

プライベートブリッジとAcronisを併用した東西リージョン間のバックアップ検証

こんにちは、富士通クラウドテクノロジーズの吉崎です。

ニフクラでは、対応リージョン内のプライベートLAN同士を接続することで、インターネットを経由するよりもセキュアかつ高速に通信を行うことができる「プライベートブリッジ」サービスを2019年12月より提供しています。今回はこのプライベートブリッジを経由し、「Acronis Backup Cloud for ニフクラ」を用いて東日本リージョンに構築したサーバーのバックアップデータを西日本リージョンに構築したサーバーに保存する検証を行いました。

最終的には図1のような構成となっております。

f:id:TechnicalAccountEngineer:20200916104014p:plain
図1.今回検証したインフラの構成

本ブログでは、その構成手順と検証結果を解説します。また、Acronisの登録・設定に関してお問い合わせをいただくこともありますので、構成手順の中でその設定方法についてもご紹介します。

続きを読む

プライベートブリッジを利用したリージョン間のRDB外部レプリケーション機能の検証

こんにちは、ニフクラ技術支援チームです。

ニフクラRDBは外部レプリケーション機能を備えています。
そこに複数のゾーン・リージョンのプライベートLAN同士をL2接続するプライベートブリッジを組み合わせることにより、リージョン間でもセキュアかつ安定したプライベート通信でのレプリケーションを実現可能です。
今回は、別リージョンを利用したRDBのデータ保全を、より高速かつセキュアに行って可用性を高める目的で、ニフクラ クラウドデザインパターンの「3.【ネットワーク応用】ニフクラ クラウドデザインパターン」-「リージョン間接続パターン(プライベートブリッジ)」の構成を参考に、プライベートブリッジを利用して東西間でのRDB外部レプリケーション構成を実装してみます。

構成イメージ

f:id:TechnicalAccountEngineer:20200916135259j:plain
構成図

続きを読む

【レポート】第28回ニフクラエンジニアミートアップ『VMwareユーザーのためのクラウド超入門~ニフクラ編』

こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。

2020年8月27日(木)に第29回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。 早くも4回目のオンライン開催となりましたが、皆様はニューノーマルに慣れましたか? 私は遅い時間まで懇親会が盛り上がっても、会場の片付けも不要、そのまますぐ眠ることができるので快適で仕方がありません。

今回のテーマは、「VMwareユーザーのためのクラウド超入門」ということで、VMwareユーザーがいま最も気になっている(はずの)「vSphere 7へのアップグレード」の全貌を解説しつつ、アップグレード以外の有力な選択肢(VMware vSphereを基盤としたパブリッククラウド)であるニフクラについて紹介するといった趣旨のものでした。

fujitsufjct.connpass.com

続きを読む