こんにちは。ニフティクラウドを担当している山口です。
先日、「クラウドごった煮ジャパン・ツアー in 試される大地(北海道札幌)」にて講演をする機会をいただきましたので、今回はそのお話をしたいと思います。
クラウドごった煮とは
「クラウドごった煮」は、クラウド事業者およびクラウド関連のユーザーグループが一堂に会して情報交換を行い、クラウドの将来の方向性を議論する会のことです。
基本的に、以下の2種類で進行します。
クラウド事業者が集まり、最近の動向を数分間で確認しあい、今後の方向性を考える。
クラウド利用者やグループが集まり、講師を交えてディスカッションすることによって、市場の確認をする。
利用者側だけ、事業者側だけ、といった片側だけではなく両側の立場に立っての議論が活発に行われています。興味のある企業の方、個人の方は参加してみてはいかがでしょうか?
クラウドごった煮#08
今回は上記の1番目にあたる、事業者の集まりになります。
非常に盛況で、66名もの方にご参加いただきました。お陰様で、都内で実施するのと何ら遜色の無いものとなったかと思います。
私は、「エンタープライズ利用での、クラウドの可能性 ニフティクラウドオートメーション」と題して、講演をさせて頂きました!!
。。。が、実は公演時間を大幅に間違えるという失態を犯してしまい、講演+デモンストレーションを急遽実施させて頂きました。
ごめんなさい。 m(_ _)m
講演の中では、CloudAutomation(β)についてお話しをさせて頂きました。
CloudAutomation(β)については、以前当ブログにて弊社エンジニア大川よりご紹介させていただいております(超簡単!自動インフラ構築!~Cloud Automation(β)~)が、Chefをベースにしており、システム構築でよくある、
「 手順書のとおりにやっても結果が違うYO ヽ(`Д´)ノウワァァァン!! 」
ということをなくすための仕組みとなります。
※難しい言葉で言うと「 冪等性 」と言うそうです。
CloudAutomation(β)は、今はまだニフティクラウドの一部しか自動化することができません。
実際にはサーバーだけ増やしても、システムとしては不十分なことが多いですよね?
WEBサーバーであれば、ログの置き場所をどうするかや、同種のシステムのノード名を登録したりとか。そのほかにもAPサーバーだったら・・・DBサーバーだったら・・・
単純にサーバーを増やすことができれば良いのではなく、システムの設定が数多くあります。
どちらかというと、サーバーの複製などよりも、そちらの負荷の方が大きいと思っています。
OSの内部の処理についても自動化できるような仕組みを取り入れるべく、現在正式版の開発を進めています。
この機能によって、
同一のサーバーを何度も用意しなければならないようなエンジニアの方(例えば負荷変動が大きいシステムを運用管理していて、同一構成のサーバーを作ったり消したりしなければならないような方!)
特定のアプリケーションをベースに構築/納品をされるSIerの方(ベースシステムを何度も構築するような方!)
にとっては、非常に便利で使いやすいものになっていくかと考えています。今後のリリースをご期待いただければと思います!
それにしても、北海道!!
アツイ大地でした!!