コストパフォーマンスを高めた「Type-e」リリース!!
みなさま、こんにちは。ニフティの久江(きゅうえ)と申します。
本日2014年10月1日、ニフティクラウドにおいて新しいゾーン「east-14」および「east-21」の提供が開始 されました。また、この2つのゾーンにおいて、コストパフォーマンスを高めた新サーバータイプ「Type-e」 シリーズがラインナップに追加されました。
「Type-e」については、9月4日に報道発表されたサービス・機能大幅強化と有人監視提供開始のお知らせを、 価格については料金一覧ご覧ください。
「コストパフォーマンスを高めたというけど、実際の性能はどうなの??」
と、みなさまが一番気になるのは性能面だと思います。そこで今回は、速報という形ではありますが、ベンチマークツールを使用して「Type-e」の性能を調査してみました。ベンチマークツールについて
今回はサーバー単体の性能を調査しますが、まず各ツールの概要と、設定した条件について 簡単に説明します。今回は「UnixBench」と「dbench」を用いました。
UnixBench
主にCPUの総合性能値を評価するための、定番ベンチツールです。 CPUの演算性能や、2次元、3次元のグラフィックス性能を、数値として出力します(ITproより)
dbench
ディスクのI/O性能を計測するためのツールです。スループット、レイテンシを取得することができます。 ただし、「dbench」はストレージの性能だけでなく、CPU性能にも左右されることを先に言及しておきます。
計測対象
次の対象について、「UnixBench」と「dbench」をそれぞれ3回ずつ取得。その平均値を算出しました。
ゾーン :east-14
Type-e サーバー :small、large
Type-h サーバー :small、large
OS :CentOS6.4 64bit
※ご注意ください!
実際に提供しているサービス環境では、「Type-e」におけるサーバータイプの名前は「e-small」や 「e-large」という名称がついています。速報のため、今回のベンチマーク結果ではその点ご容赦ください。
計測結果
UnixBench
まず、「UnixBench」の結果です。 新設された「east-14」ゾーンにおいて、「Type-e」と「Type-h」におけるsmallおよびlargeサーバーでは どの程度の性能差があるのかを示しています。
「E5 2690 v2 3.00GHz」ということでIvyBridge世代の高性能CPUだと分かります。
dbench
次に、「dbench」の結果です。 「UnixBench」と同様に、新設された「east-14」ゾーンにおいて、「Type-e」と「Type-h」における smallおよびlargeサーバーは、ディスクI/Oにどの程度の差があるのかを示しています。
総評
さいごに
今回はリリース直後の速報として、単純なベンチマークツールを使って比較しました。 ベンチマーク結果は参考値であり、実際にお客様のアプリケーションに直結する数値ではございません。 「Type-e」と「Type-h」はプラン変更が可能ですので、是非色々な構成を試していただき最適なスペックを見つけていただければと思います。
※ニフティクラウドは、パブリッククラウドでありベストエフォート型のサービスです。 ※上記ベンチマーク結果は2014年10月に「east-14」にて実行した結果となります。 ※ベンチマークツールは、多大な負荷をかける処理を行います。本番環境での実施はくれぐれも計画的に。