こんにちは、富士通クラウドテクノロジーズの山本です。今回はニフクラ Hatoba(β) にスナップショット機能が追加されましたのでご紹介いたします。
ニフクラ Hatoba(β)とは
ニフクラ Hatoba(β)は、Kubernetesクラスターを簡単に構築・管理できるサービスです。ニフクラ Hatoba(β)で構築したクラスターは、ニフクラにてマネージメントされているので、既存のニフクラ資産と連携も容易です。Kubernetesの標準的な操作で、コンテナ化されたアプリケーションを、クラスター上にデプロイできます。
現在はβ版として提供中ということもあり、申し込みのうえ、審査を通れば、無料でご利用いただけます。
詳細については「機能・サービス:Hatoba(β)」をご確認ください。
スナップショット機能とは
一般的に、Kubernetesクラスタの状態と一致するようなデプロイ用のマニフェストを別途管理する仕組みを用意することになります。ただし、CRD等でクラスター内にマニフェスト管理外のデータを保存していたり、緊急の対応でkubectl editすることがあったり、マニフェストだけでは必ずしもクラスターの状態と一致しないこともあり得ます。そんな時、Hatoba(β)のスナップショットを利用すれば、簡単にクラスタの状態を保持することができます。
なお、スナップショットとして保持されるリソースにはいくつかの条件があります。詳細は「技術仕様:Hatoba(β)」をご確認ください。
スナップショット利用シーン
- アプリケーション障害発生時等の切り戻し
- 別ゾーンへの同等クラスター作成(DR用途など)
- 本番環境クラスタから開発環境クラスタを生成
スナップショット取得方法
ニフクラ Hatoba(β)のコントロールパネル(管理画面)から「スナップショット作成」を押してください。
スナップショット名、対象となるクラスター、有効期限、必要に応じてを指定します。
設定した項目が表示されるので、確認したうえでスナップショットを作成してください。
詳細な利用方法については「コントロールパネルヘルプ:Hatoba(β)」をご参照ください。
スナップショット機能仕様
スナップショット機能の仕様については下記の通りです。
- スナップショットの名前を指定可能
- スナップショットの有効期限を設定可能(無期限 or 日時指定)
- スナップショット作成数 1リージョンあたり50個まで
最後に
是非、スナップショットを取得し、簡単にクラスターを再構築できる 「ニフクラ Hatoba(β)」を是非ご利用ください。