こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。
2019年6月19日に、第17回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。 今回は「クラウドのネットワークやルーターでハマりがちな人向け勉強会@銀座」 というテーマでした。
クラウドへの移行を検討しているオンプレミスユーザーや、ハイブリッドクラウドの構築を考えている方には、ヤマハのルーターの知識は必須(断言)ですので、ヤマハルーターについて深い知識を持つプロフェッショナルを揃えました。
まず、前座として日本仮想化技術の宮原徹氏が、懐かしい(と感じる人は若くない)90年代のヤマハルーターについて語って場を暖めます。実際にビンテージルーターの名機「RTA50i」現物を持ち込むという気合の入り方で、交流タイムでも一部の参加者を喜ばせていました。
続いて、人気コラムニストでありヤマハ・ネットワーク製品のサイトでコラムを執筆している、株式会社パイプラインの濱田康貴氏による「ニフクラとヤマハルーターで作るセキュアなオフィス環境」がスタート。約30分のセッションです。
「ファイルサーバーをニフクラに構築してIPsecでVPNを張ったった」ということで、手順を解説しながらも、最後にちゃんとハマリポイントを「皆さん、ハマった話、聞きたいでしょう?」と煽りつつ語ってくださいました。
ハマりどころがニフクラの設定だったというオチがありましたが、もう一つ重要なことは「オンプレの知識は必要」というものでした。
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続いて、もうニフクラエンジニアミートアップ3回目の登壇となる、当社仮想インフラ部のエンジニア蓮沼慎太郎による「マスタリングTCP/IP ニフクラ編」というセッションです。もちろん、あの定番の名著が元ネタです。私は完全文系なのでこの書籍を知りませんでしたよ!
ニフクラのネットワーク設計の基礎、とくにハイブリッドクラウド構築におけるVPNの活用にフォーカスした内容でした。ニフクラでは、拠点間VPNゲートウェイという機能でL2延伸を行い既存システムの論理構成を変えずにクラウドとの連携が可能です。
もちろん、蓮沼も「ハマりポイント」をちゃんと入れてくれました!解決方法は「ルーター再起動」といういわば「力業」です。これは、濱田氏の「オンプレの知識は必要」というコメントとも通じる部分がありますが、クラウドであっても結局はどこかで物理機器が動いていることは認識しておくべきということでしょう。
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その後、宮原氏の「ハマりポイント」フォローアップも入り、VPN設定でハマらないようにするには、ドキュメントをしっかり読むことだという結論になり?無事に交流タイムに移行することができました。
交流タイムでは、先に宮原氏が持ち込んだビンテージヤマハルーターを愛でる人もいれば、登壇者に技術的な質問をする人、エンジニア共通の話題で盛り上がる人もいるという自由な雰囲気で盛り上がっていました。
遅くまでありがとうございました。 次回は、7月23日開催予定です。 詳細が決まり次第改めてご案内いたします。 次回もお楽しみに。