こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。
2019年5月29日に、第16回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。 今回は「令和初のクラウド監視超入門 監視ツール活用の基礎」(令和初と言いたかっただけ)というテーマで、クラウドにおける「監視」がテーマでした。
クラウドは、物理サーバーに比べてクラウドは運用、構築、監視などの工数を大幅に削減できるといわれています。 物理サーバーに比べて仮想サーバーによる集約率が高いのはもちろん、クラウドサービスが提供する監視機能や、オープンソースやサードパーティの監視ツールを組み合わせてより快適な環境を作りやすいという特長があるから です。
さまざまなオープンソースの監視ツールの中でも、Zabbixは大きなシェアを持つ代表的なツールですが、今回は特別に「Zabbix統合監視徹底活用」
の著者として知られる池田大輔氏(TIS株式会社)をお招きして 「Zabbixを徹底活用してみよう~4.2の最新情報もご紹介~」というZabbixの基礎と最新情報が同時に分かるという中身の濃いセッションを楽しんでいただきました。
Zabbixを利用した監視の話ではありますが、ITシステム監視の基本概念に始まり、クラウドだけでなくコンテナ環境の監視までをカバーし、最新版4.2についても触れるという盛りだくさんな内容でした。皆さん、熱心にメモを取ったり画面をスマホで撮影したりしていて、Zabbixへの関心の高さがうかがえるセッションでした。
www.slideshare.net
続いて、ニフクラのエンジニア2名がLTで登壇します。 一番手は、ニフクラエンジニアミートアップでは、もう3度目の登壇となる吉村です。 池田大輔氏のスライドでも、Zabbixは大規模な利用にも使えるという内容がありましたが、Zabbixも含むさまざまなツールを駆使したニフクラの監視で得られた知見を元に、初心者向けのクラウド監視と監視デザイン・アンチパターンの話をシンプルにまとめてくれました。「アンチパターン=やってはいけないこと」をやっていないか?という振り返りも含め、実体験に即したクラウド監視の概要を理解することができた気がしました(私でも)。
二番手は、初登壇の徐です。「ニフクラログ収集基盤を支えるElasticsearchの紹介」と題した、「Elasticsearch」 というツールにフォーカスしたLTを行いました。ニフクラにおいては、吉村が先に話した各ツールと連携しながら仮想化インフラの各層におけるログを蓄積して可視化分析を行ったり、アラート検知に利用しています。
運用していく上で発生した課題の解決法についても語っていましたが、そういった地道なチューニングも含め、監視がニフクラの信頼性を支えている一つの要素だということが分かっていただけたのではないかと思いました。
これで、交流タイムか!?と思ったところで、宮原氏が後ろで直前に仕込んでいた小ネタを急遽披露しました。
元ネタについて詳しくは、こちらのツイート
36京ですね https://t.co/teA2XzXaF2
— 宮原 徹 (@tmiyahar) 2019年5月23日
をどうぞ。
そして、交流タイムに突入する前に池田大輔氏からご提供いただいた「Zabbix統合監視徹底活用」 gihyo.jp
のプレゼント企画が急遽行われました。「どうしても欲しい!」という熱い思いを語ってくれた人に進呈するというもので、2名様の元にサイン入りで旅立っていきました。
その後の交流タイムも、登壇者を囲み話が弾んだことは言うまでもありません。話が弾みすぎて撮影するのを忘れていたほどで、画像がありません。ご来場くださった皆様、登壇者の皆様ありがとうございました。
次回は、6月19日の開催を予定していますが、詳細が決まり次第ご案内いたします。それでは、お楽しみに!