ニフクラ ブログ

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Acronisを使ったサーバー復元について

こんにちは、ニフティクラウド テクニカルアカウントエンジニアです。

ニフティクラウドのパートナー企業が提供するソリューションサービスとして、クラウド型バックアップサービス(Acronis Backup Cloud for ニフティクラウド)をご紹介します。

今回はそのAcronis Backup Cloud for ニフティクラウドを使ったサーバーの復元試験を行いました。 内容としては、東日本リージョンeast-14環境で作成したバックアップを、Acronis Backup Cloudのブータブルメディアを用いて西日本リージョンwest-12環境に復元するというものです。

環境

復元元:ニフティクラウドeast-14 復元先:ニフティクラウドwest-12
IPxxx.xxx.xxx.xxxIPyyy.yyy.yyy.yyy
OSUbuntu 14.04 64bit PlainOSUbuntu 14.04 64bit Plain
サーバータイプe-mediumサーバータイプe-medium
ファイアフォール
IN 設定Port 22, 3389のみ開放
(リモート接続に使用)
OUT設定設定なし

検証手順

1.east-14(以下East)環境のUbuntuのバックアップを取得

East環境のUbuntuのバックアップを取得します(今回の場合はすでに取得済み)。

2.west-12(以下West)環境のUbuntuをAcronis Backup Cloudのブータブルメディアを用いて起動

2-1.West環境でサーバーを再起動 この際に起動オプションの「BIOS画面で停止する」をチェックします。 1

2-2.ダウンロードしたboot-media.isoをコンソールからisoファイルマウントして起動 ※isoファイルが更新されている可能性があるので、最新を管理画面から取得してください。  参考までに現状は以下となります。  http://dl.managed-protection.com/u/baas/4.0/12.0.3500/Boot_media.iso 2

2-3.起動後、Languageを日本語に設定し、Rescue Mediaをクリック マウスが操作しにくい場合には矢印キー、Tabキーを使用し、キーボードから操作します。 3

2-4.Rescue Mediaから起動 ※数分程度、必要となります。 4

2-5.無事起動したことを確認 5

3.起動後、Acronis Backup Cloudのアカウントを使用しEast環境のバックアップを参照

3-1.ツールメニューからネットワーク設定を選択し、DNSを設定 6

3-2.自動構成のチェックボックスを外し、DNSサーバーのフィールドに8.8.8.8を入力 7

3-3.ツールメニューからボリューム表記の変更を選択 8

3-4.今回はUbuntuなので、Linux形式を選択 9

3-5.復元を選択 10

3-6.データの選択をクリック 11

3-7.参照をクリック 12

3-8.クラウドストレージを選択し、ログインをクリック 13

3-9.Acronis Backup Cloudの ID、パスワードを入力しOKをクリック 14

3-10.OKをクリック 15

3-11.Eastで取得したバックアップ一覧からUbuntuのバックアップを選択 すべてのボリューム(MBR含む)を選択しOKをクリックします。 16

3-12.自動的にマッピングされるため、 ここでの変更は何もせずにOKをクリック 17

4.復元開始

4-1.復元実行中 18

4-2.数分後、復元完了 ※閉じるをクリックします。 19

4-3.アクションメニューから終了を選択 この後、再起動がかかるのでコンソールからboot-media.isoを切断します。 20

5.復元終了後、OSを起動し、East環境にあるファイルが復元されたWest環境にあることを確認

5-1.OSから起動 21

5-2.無事起動したことを確認 22

5-3.ニフティクラウドのコントロールパネル上でも起動していることを確認 19

復元の確認

復元前


root@ubuntu:~# df -hT
Filesystem     Type      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev           devtmpfs  991M  4.0K  991M   1% /dev
tmpfs          tmpfs     201M  688K  200M   1% /run
/dev/sda3      ext4       28G  1.3G   25G   5% /
none           tmpfs     4.0K     0  4.0K   0% /sys/fs/cgroup
none           tmpfs     5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
none           tmpfs    1001M     0 1001M   0% /run/shm
none           tmpfs     100M     0  100M   0% /run/user
/dev/sda1      ext4      464M   36M  400M   9% /boot
root@ubuntu:~# 
root@ubuntu:~# pwd
/root
root@ubuntu:~# 
root@ubuntu:~# ls -l
total 0
root@ubuntu:~# 

復元後


root@ubuntu:~# df -hT
Filesystem     Type      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev           devtmpfs  991M  4.0K  991M   1% /dev
tmpfs          tmpfs     201M  696K  200M   1% /run
/dev/sda3      ext4       28G  2.6G   24G  11% /
none           tmpfs     4.0K     0  4.0K   0% /sys/fs/cgroup
none           tmpfs     5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
none           tmpfs    1001M     0 1001M   0% /run/shm
none           tmpfs     100M     0  100M   0% /run/user
/dev/sda1      ext4      464M   68M  368M  16% /boot
root@ubuntu:~# 
root@ubuntu:~# pwd
/root
root@ubuntu:~# ls -l
total 322608
-rwxr-xr-x 1 root root 330344200 Jul 20 13:32 Backup_Agent_for_Linux_x86_64.bin
-rw-r--r-- 1 root root         0 Jul 20 14:01 check_east14.txt
root@ubuntu:~# 

復元後も同じIPアドレスですが、アクセスのために使うSSH鍵はEASTのサーバーで使用していたものに変わるので注意してください。また、復元前には存在しないAcronis Backup Cloudのインストーラーが復元後では確認できます。このインストーラーはEast環境で使用していたものとなります。

df -hTを復元後にそれぞれEast、West環境で実行した結果、同じ結果となっている

East


Filesystem     Type      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev           devtmpfs  991M  4.0K  991M   1% /dev
tmpfs          tmpfs     201M  696K  200M   1% /run
/dev/sda3      ext4       28G  2.6G   24G  11% /
none           tmpfs     4.0K     0  4.0K   0% /sys/fs/cgroup
none           tmpfs     5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
none           tmpfs    1001M     0 1001M   0% /run/shm
none           tmpfs     100M     0  100M   0% /run/user
/dev/sda1      ext4      464M   68M  368M  16% /boot

West


root@ubuntu:~# df -hT
Filesystem     Type      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev           devtmpfs  991M  4.0K  991M   1% /dev
tmpfs          tmpfs     201M  696K  200M   1% /run
/dev/sda3      ext4       28G  2.6G   24G  11% /
none           tmpfs     4.0K     0  4.0K   0% /sys/fs/cgroup
none           tmpfs     5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
none           tmpfs    1001M     0 1001M   0% /run/shm
none           tmpfs     100M     0  100M   0% /run/user
/dev/sda1      ext4      464M   68M  368M  16% /boot
root@ubuntu:~# 

まとめ

この結果より、正しく復元できたことが確認できます。同じ構成を複数構築したい場合も便利に使えるかもしれません。 今回はUbuntu14で検証しましたが、WindowsやRedHatも対応していますので、ぜひバックアップ用途に使ってみてください!