ニフクラ ブログ

ニフクラ/FJ Cloud-Vやクラウドの技術について、エンジニアが語るブログです。

起動時スクリプトを用いたサーバーOS設定 part1 ~サーバーOS_アカウントパスワード設定編~

こんにちは、ニフティクラウドテクニカルアカウントチームです。 今回はニフティクラウドのサーバー起動時スクリプトを使って各OS(Windows、Linux)のアカウントパスワードの設定/変更を行ってみます。サーバー起動時スクリプトはコントロールパネルやニフティクラウドAPIからスクリプトを送り込み、OS起動時に実行することができる機能です。

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IoTデバイスハブを活用して郵便受け監視システムを作ってみた

こんにちは。見習いエンジニアの大橋です。

宅配便や郵便物が届く予定があるのに外出しなければならない日は、不在中に宅配業者が来ていないか気になって仕方がありません。帰宅するまでに宅配業者が来てしまったかどうか、すでに不在連絡票が郵便受けに入れられてしまったかどうかは、出かけている間にも知りたくなってしまうものでしょう。

そこで、今回は「IoTデバイスハブ」を活用し、宅配物や郵便物が届いたときにメールで伝えてくれたり、遠方にいてもスマートフォンからWebで郵便受けの状態を確認できる「郵便受け監視システム」を作ってみました。

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NIFTY Cloudの脆弱性診断をJenkinsで自動実行し、結果をSlackに通知してみた

インターネットサービスを提供しているサーバーに脆弱性があると、侵入や改ざん、情報漏えいといったセキュリティインシデントを引き起こす原因となってしまうのは皆さんもよくご存じかと思います。

次々に発見されるOSの脆弱性はもちろん、ミドルウェアのバージョン変更によっても脆弱性が生じることもあるため、このような被害を防ぐためには、定期的にサーバーの脆弱性診断を行うことが重要です。

ニフティクラウド脆弱性スキャンを使えば、ご利用中のサーバーの脆弱性を簡単に検知することができます。

今回は、Jenkinsを使って脆弱性診断を自動で実行し、結果をSlackに通知する仕組みを構築してみました。

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初心者によるニフクラ講座:SSHログイン~DNATを添えて~/前編

はじめまして、富士通クラウドテクノロジーズの成田颯(なりた はやて)です。 関東生まれ関東育ち、好きな食べ物は粉物とエビチリです。 昨年の12月に初めてニフティクラウド(現ニフクラ)に触れてから、はや3ヶ月。 [ifconfig] しかわからなかったLinuxも、基本的なコマンドは打てるくらいに進化を遂げました。

そんな進化を遂げた成田がSSHログインについて、 自分自身が初心者ということを最大限に活かし、初心者目線でわかりやすく用語の解説も含めてご紹介いたします!

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ドメイン名の取得とDNSの設定方法

インターネット向けのサービスを提供する際に必要となるのが独自ドメイン名の取得と、DNSの設定です。今回は、ドメイン名の取得からの一連の流れを解説します。

取得できるドメイン名

ニフティクラウドでは、簡単にドメイン名の取得が行えます。取得できるドメインの種類は以下のページで確認してください。

DNS:ドメイン取得

.jpドメインや.comドメイン、.netドメインなどが取得できます。

ドメインを取得する

ドメイン名の取得は、以下の手順で行います。

コントロールパネルをDNSサービスに切り替える

コントロールパネルからDNSサービスを選択します。

dnsservice

ドメイン新規取得を開始する

「ドメイン新規取得」をクリックします。

dnsdashboard1

ドメイン名を検索する

まずドメイン名を検索して、取得可能かどうか確認します。同時に複数のTLD(トップレベルドメイン)を検索できます。

domainsearch

利用規約の確認とWhois情報の登録

取得したいドメイン名のラジオボタンを選択し、「利用規約確認へ」をクリックします。 利用規約の内容を確認したら、「利用規約に同意し、Whois情報登録へ」をクリックします。 Whois情報登録では、担当者の名前や住所などを入力し、「確認へ」をクリックします。

dnswhois

登録情報の確認とドメイン名の登録

確認画面でドメイン名、Whois情報などに誤りがないかを確認し、「ニフティクラウド DNSサーバーにゾーン情報を登録する」にチェックを入れておきます。 「登録する」をクリックすると、ドメイン名の取得は完了です。

コントロールパネルで、DNSサービスに取得したドメインが登録されていることを確認します。

domainmanage

DNSにレコードを登録する

取得したドメイン名を利用するには、レコードの登録が必要です。ホスト名からIPアドレスに変換するにはAレコードを登録します。 あらかじめ、ホスト名に対応させたいIPアドレスを確認しておきます。IPアドレスに変更が無いよう、付け替えIPアドレスにしておくことを推奨します。

DNSゾーン管理を開始

コントロールパネルで、「DNSゾーン管理」を選択します。

dnszonemanage

ゾーンの選択とレコード新規作成

レコードを追加したいドメイン名(DNSゾーン名)をチェックし、「選択したゾーンの操作」ドロップリストから「レコード設定」を選択します。

dnsrecordadd1

「レコード新規作成」をクリックすると、対話式でレコードを追加できます。 「タイプ」で「A」レコードを選択し、「レコード名」に付けたい名前、「値」にIPアドレスを入力して、「確認へ」をクリックします。

dnsrecordadd2

登録情報の確認とレコードの登録

新規作成の内容に誤りがないかを確認し、「登録する」をクリックします。 コントロールパネルで、レコードが登録されたことを確認します。

dnsrecordadd3

必要に応じて、その他のAレコードも登録しておきます。

名前解決を確認する

DNSに登録したAレコードがきちんと名前解決され、ホスト名でサーバーに接続できることを確認します。

以下の例では、Aレコードで登録した付け替えIPアドレスを割り当てたWebサーバーでWordPressが動作しています。

niftycloudinfo

まとめ

難しいと思われがちのドメイン名の取得やDNSの設定も、ニフティクラウドのサービスを利用すると対話形式で簡単に行うことができますので、是非試してみてください。