ニフクラ ブログ

ニフクラやクラウドの技術について、エンジニアが語るブログです。

CloudBerryでお手軽クラウドストレージ活用

こんにちは。
co-meetingの吉田です。

皆様、ニフティクラウドストレージはお使いになられていますか?

クラウドの企業内利用を考えた時に、クラウドのストレージサービスはとても魅力的です。
特に、バックアップでの利用やログファイルの保管庫として使うなど、保存できるなら保存したいファイルの退避場所としてはもっとも適しているといえると思います。

さらに特徴として
1、ストレージの容量はほぼ無制限
2、バックアップを行うツールを自作することができる
3、保存した分だけ課金されるので、小さく始められる
などが、後押しをしてくれるといえます。

しかし残念な点もあります。

現在、何も作らずに始めるのであればニフティクラウドストレージを使う方法は以下の2つしかありません。
1、コントロールパネルからのエクスプローラー経由
2、SDKを利用してのコマンド利用
です。

最大の弱点は、APIが用意されているものの便利なツールが無いため、敷居がとても高いと言わざるを得ません。
しかし、ニフティクラウドストレージには大きな望みとして「AmazonS3互換」というキーワードがあります。
つまり、AmazonS3向けのフリーソフトが使えるかもしれないわけです。

ということで、最近Windows8をお試し中な私がフリーソフト「CloudBerry」を使ってニフティクラウドストレージをお手軽に使う方法をお届けいたします。

今回は、ローカルPCのあるフォルダに含まれる全ファイルを、ニフティクラウドストレージに一括で保存する、という用件で取り組んでみます。先ほどご紹介したCloudBerryというフリーソフトを使って行ってみますので、すべての作業がブラウザとアプリケーションで行えます。黒い画面が苦手な方でも十分お試しいただけます。

最低限、ニフティクラウドを利用できる状態になっておいてください。また、今回はWindowsで行います。

まずは、ニフティクラウド側の準備です。

コントロールパネルを開き、左メニューの「アカウント管理」から「API認証」をクリックします。
Pic01_2

画面中ほどに表示される認証キーを使います。
もし認証キーを初めて利用される場合は、新規に作成してください。
必要となるのはAccessKeyとSecretAccessKeyの二つです。これらをコピーしておいてください。
なお、このキーがあるとSDKを使うことでニフティクラウドのへの全作業をプラグラムからリモートで操作できてしまいます。他者が悪用しないよう、取り扱いは十分に気を付けてください。

Pic02_2

次に、ストレージにファイルを保存する先を作成します。
コントロールパネルの左にあるメニューからクラウドストレージの「エクスプローラー」をクリックします。

Pic03_2

次にバケットを新規作成してください。
バケットの名前は、利用者間で一意である必要があります。つまり、他の人も使いそうな名前だと、すでに使われてしまっている可能性がありますので、オリジナルになりそうな名前を付けるようにしてください。
以下「backuptest」という名前で作成したとして、話は進めます。

Pic04_2

さて、以上で外部のアプリケーションからアクセスするために必要な情報のコピーと、ファイルの保存先が作成できました。

次にアプリを準備します。

http://www.cloudberrylab.com/
トップページの「CloudBerry Explorer Freeware」の「for AmazonS3」というのをクリックし、移動した画面からダウンロードしてインストールしてみてください。

Pic05_2

インストールのあと、アプリを起動させてください。
ウインドウ上部にあるメニューの「ツール」から「Language」で画面を日本語にすることができます。

ではニフティクラウドストレージを使えるように設定してみましょう。
メニューにある「ファイル」を開き「Scality Storage Accounts」を選びます。
次に「追加」をクリックします。(下の図は追加が終わった後のものです。)

Pic06

開いた画面に、入力を行います。
Display Nameはわかりやすい名前を付けておいてください。ここでは「NiftyCloudStrage」としています。・
次にService pointです。ncss.nifty.comとしてください。
最後にAccessKeyとSecretKeyです。この二つはニフティクラウドのコントロールパネルでコピーしてあるものを使います。
最後にSSLにチェックを入れてください。

Pic07

接続テストをクリックして、無事アクセスできればOKです。
もしできない場合は、入力文字やキーのペースをなどを失敗してないか確認しましょう。

それでは最後です。
元の画面に戻ってきたら、右側のペインの上部にある「Source」のプルダウンを「NiftyCloudStrage」にしてみましょう。画面が以下のように、自分で作成した保存先が表示されているでしょうか?

Pic08

以上で準備は完了です。

では、最後に実際のバックアップを行ってみましょう。

動作確認しやすいように、今回は画像ファイルを使っています。

まず、左側のペインにバックアップしたいフォルダを表示させます。
そして、右側にはバックアップ先に使うバケットを表示しておきます。おもむろに、左のフォルダをドラッグアンドドロップすると、バックアップ元のフォルダ構成を含めてファイル内容がクラウド上へ送信されます。
Cloudberry_explorer_for_amazon_s3

左のフォルダには画像ファイルを入れておき、フォルダを右側へドラッグアンドドロップします。
アラートでコピーするかと聞かれるのでYesと答えるとバックアップが始まります。
なんと。これだけで終わりです。
まるで自社内のファイルサーバへのコピーと同じ要領でできてしまいます。

おまけ

ファイルはインターネット上に存在するニフティクラウドストレージに保存されています。
バケット作成時にPrivateにしておけば、直接アクセスすることはできない設定になっています。
このCloudBerryをちょっと使うと一意にURLにて公開することもできるので、試してみましょう。

右側にあるファイルを右クリックし、ACL設定を開きます。
すべてのユーザーのところの「読み込み」にチェックを入れてください。

Pic10

OKを押して設定を終了します。
さらに、同じくファイルを右クリックし、「ウェブURL」を表示させます。

画面下部にあるクリップボードへコピーを押します。
これで、URLが取得できました。

Pic11

ブラウザを開いて、URLの欄にペーストしてみてください。
表示できましたか?

Pic12

以下、注意事項です。

バケット作成時は、他の利用者と重複しないような名前にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
このストレージは多くの使い方ができると思います。

各自のPCから接続できたり、サーバから直接接続できることから、どこにいてもバックアップを作成することが可能といえます。長い出張などに出る方は会社に戻らないとバックアップできないのでは、不測の事態に対応できないでしょう。どこまで利用するかなどは企業内のポリシーなどにもよるとと思いますが、クラウドを活用することで不測の事態を回避できることから、利用することを念頭においた検討を進める必要があると思います。

なお、今回はフリーウェアを利用しましたが、ニフティクラウドSDKなどを利用し、自社でツールを開発することも可能です。是非検証してみてください。